東京都港区で講演と対話に取り組む僧侶で法律家の堀江利昌様

東京都港区南青山に拠点を置き、僧侶であり法律家でもある堀江利昌(ほりえりしょう)様が、講演や対話、執筆といった活動を続けています。拠点となっているのはホリーズ合同会社で、堀江利昌様はその代表社員を務めています。

掲げられているのは、結論を急いで出すのではなく、じっくり考えるための対話の場をつくるという姿勢です。法律の実務に携わった経験と、仏教の世界で重ねてきた歩みの両方をもつ立場から、学校や企業などさまざまな現場で「いま、どう生きるか」という問いに向き合っています。

堀江利昌様のこだわり

堀江利昌様の活動の根っこにあるのは、すぐに正解へたどり着くことよりも、問いのそばに留まる時間を大切にする考え方です。講演の場でも、少人数で言葉を交わす場でも、その姿勢は共通しています。

結論を急がずに考えられる場づくりを目指しています

「いま、どう生きるか」という問いは、すぐに答えの出るものではなく、一生をかけて何度も立ち返ることになる問いだと考えられています。堀江利昌様は、その問いを一人で抱え込むのではなく、他の人とともに考えられる時間をつくることを目指しています。

人は自分の感情や思考をもち、自らの意思で日々を選びながら、同時に世界の大きな流れのなかで生かされている存在でもあります。自分と社会、さらには世界とのあいだにある隔たりをどう受けとめるのかという問いに、対話を通してともに向き合います。「途中のじかん相談室」と名づけられた場も案内されており、落ち着いて話せる進め方に配慮しております。考えを整理する時間を持ちたい方は、ぜひご相談ください。

法律の現場と仏教の学びを重ねてきた歩み

早稲田大学法学部と同大学院の法務研究科で法律を学び、司法試験に合格したのち弁護士として実務に立ちました。在学中には仏門に入って僧侶にもなっており、二つの世界を並行して歩んできた経歴が、現在の活動を支えています。

弁護士として活動したのは2013年から2017年までです。争いの現場や人の葛藤に数多く立ち会うなかで、制度や正しさだけでは受けとめきれない迷いや、立ち止まって考える時間の意味を強く感じたことが転機になりました。30歳という節目に弁護士としての登録を抹消し、僧侶の道を選んでいます。現在は宗教と法律の双方の知見を生かしながら、多様な現場で活動を広げています。

ことばを探す時間を大切にしています

活動の柱は、講演・講義、対話、執筆の3つです。講演・講義では、これからをどう生きるかというキャリアの話や、争いを乗り越えるための考え方を扱っています。

対話の場では哲学対話の手法などを取り入れ、普段の会話とは違うやり方で自分自身のことばを探していきます。あわせて、寺院をはじめとする公益法人の運営を支えることや、企業に対する倫理面の助言にも取り組んでおり、僧侶としての務めも続けています。

堀江利昌様のおすすめポイント

堀江利昌様は、学校や企業、寺院といった性格の異なる場に招かれて話をしてきました。相手や場が変わっても、答えを急がずに考えるという姿勢が一貫している点が大きな特徴です。

大学から中学・高校まで届く講演

登壇先は、早稲田大学や慶應義塾大学、長崎県立大学といった大学から、成城中学・高等学校や淑徳与野中学・高等学校、明星中学・高等学校といった中学・高校まで幅広いそうです。取り上げるテーマは、生きがいをどう見いだすか、正解どおりにはいかない人生とどう付き合うか、争いをどう乗り越えるかなど、生徒や学生が自分のこととして考えられる内容が中心だといいます。

講演だけでなく、生徒と車座になって語り合う座談会に講師として招かれることもあるそうです。高校生を対象としたある座談会では、進路のことや仕事、学び、これからの生き方について、一人ひとりの疑問に応じながら言葉を交わす時間になったと振り返られています。生徒が自分の言葉で質問を投げかける姿から、堀江利昌様自身も刺激を受けたといいます。

企業や団体に向けた講演と倫理面の助言

企業向けの登壇も重ねており、テクノロジー分野の企業や化粧品メーカー、電機メーカー、ホテルなど、業種を問わず声がかかっているそうです。ロータリークラブやビジネス交流会、博報堂のUNIVERSITY OF CREATIVITYといった場にも招かれています。

また、ジーネックス株式会社では個人遺伝情報取扱審査委員会と倫理審査委員会の委員を務めており、企業の判断を倫理の面から支える役割も担っているそうです。話す仕事にとどまらず、組織の意思決定に寄り添う関わり方をしている点は、僧侶と法律家という二つの背景をもつ堀江利昌様ならではだといえます。

増上寺での文化財事業と仏教を通じた交流

2018年からは、東京都港区にある浄土宗の大本山増上寺で、文化財の大規模な改修に関わる事業などに従事してきたそうです。全国から3万人を超える方々の賛同を集めながら、仏教と社会をつなぐ取り組みを進めてきたと紹介されています。浄土宗開宗850年の奉賛局には2018年から2024年まで携わり、増上寺の業務アドバイザーも務めています。

海外の仏教者との交流にも力を入れており、ブータンの僧侶を増上寺に招いて、僧侶の育成や教育について意見を交わす機会をつくったそうです。ブータンでは学校教育とは区別された僧院での学びがあり、僧侶になるまでの道のりが日本とは大きく異なることなど、互いの課題や可能性を比べながら話し合ったといいます。日本語と英語に加えて、ブータンの言語であるゾンガ語も交えた資料を準備したというエピソードからも、丁寧な向き合い方がうかがえます。

浄土宗の宗祖である法然上人が生まれた地に建つ岡山県久米南町の誕生寺を参拝したり、寺院で法話を行ったりと、僧侶としての務めも重ねているそうです。仏教を日本の文化として捉えるだけでなく、時代に合わせて変わり続けている信仰として見つめている点が印象的です。

執筆やメディアを通じた発信

講演や対話を通じて考えたことは、ブログや寄稿の形でも発信されています。同窓会で感じるぎこちなさや、日常のなかにある小さな正義といった身近な出来事から書き起こされる文章が多く、読み手が自分の経験に引き寄せながら読み進められる内容になっています。

取り上げられた媒体も幅広く、国内外のテレビ番組やウェブメディア、宗教関連の新聞などでインタビューや紹介が並んでいるそうです。外務省が進める日本とイスラム世界との未来対話に加わるなど、宗教をめぐる対話の場にも足を運んでいます。

思考の言語化や探究の学びに対話が果たす役割

人材研修でも学校の授業でも、正解が一つに決まらないテーマを扱う機会が増えています。考えを言葉にすることや、宗教のように多面的なテーマを掘り下げることには、共通する難しさと面白さがあります。

人材研修で重視される思考の言語化

研修の場では、知識を増やすことと同じくらい、自分の考えを自分の言葉にする力が大切だといわれます。頭のなかにある感覚を口に出してみて、はじめて何を大事にしていたのかに気づけることも少なくありません。

そのため、講師が一方的に話す形式だけでなく、参加者同士が問いを投げかけ合う時間を組み込む形も選ばれています。研修の内容を検討するときは、話し手の経歴だけでなく、参加者が自分の言葉で話す時間がどれくらい確保されているかも見ておくとよいでしょう。

探究学習で宗教というテーマを扱うとき

探究学習では、自分で問いを立て、調べ、考えを深めていく過程そのものが学びになります。宗教は歴史や文化、人の価値観と深く結びついているため、一つの正解を探すよりも、多面的に眺める姿勢が求められるテーマだといえます。

その世界で実際に生きている人の話を聞くと、資料だけでは見えにくい部分に触れられることがあります。学校で扱う際は、特定の考えを押しつける形にならないよう、問いを開いたまま進行できる語り手の存在が助けになります。

コーチングと仏教に共通する問いかけの姿勢

コーチングは、答えを渡すのではなく、問いかけを通じて本人が自分の考えに気づいていく過程を支える関わり方だとされています。仏教にも、自分の内側を見つめ、迷いそのものと向き合う時間を大切にする面があります。

どちらにも通じているのは、結論を急がずに問いのそばに留まる姿勢です。すぐに役立つ答えが欲しくなる場面ほど、あえて立ち止まって考えた時間が、その後の選択を支えてくれることがあります。

まとめ

東京都港区南青山を拠点とする堀江利昌様は、僧侶と法律家という二つの背景をもち、講演や対話、執筆を通じて「いま、どう生きるか」という問いに向き合い続けています。学校での講演から企業への倫理面の助言、増上寺での文化財に関わる事業や海外の僧侶との交流まで活動の幅は広く、そのいずれにも、答えを急がずに考えるという姿勢が通っています。

研修や授業、日々の仕事のなかで、正解の見えない問いをどう扱えばよいか迷ったときは、こうした対話の場に触れてみると、自分の考えを言葉にする手がかりが見つかるかもしれません。

探究の学習で宗教をテーマにするなら堀江利昌様の活動をご覧ください。

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